とある顧客さまからのお声がけから
製作のキッカケをいただきました
「純金の指輪がほしい…」
たしかに純金アクセサリーは
探そうとすると見つからず…
あったとしても
よくあるトラディショナルなデザイン
なんていうんでしょうか…
古くからあるインパクトが強い
デザインがおおいですね
もちろん奇をてらいたいわけではなくって
装いにサラリと馴染んでくれて
自分だけが高揚する満足感
【高純度の金の塊なので高いです…】
個人的にはアンティーク品のように
K10・10金が強度も高くて実用的
でもでも純金の魅力も確かにある!!!
あらためて純金を身につけてみて
実感したことを記載してみます
<純金の特徴>
金原子の結晶・ピュアゴールド・最高級
古くは紀元前10世紀に古代ソロモン王が建設した神殿にも純金がふんだんに使われています はたまた純金で装飾を施した仏像・仏具にも金が用いられていますね 中世のヨーロッパでは金細工職人の活躍により王冠やジュエリーへと広がります 純金はその美しさとオーラよって古今東西の人々を魅了してきました 古代には財宝・工芸品・宝飾品・建築物などに多くの純金が用いられてきました 近代になり実用性を考えてK10がスタンダード 現代になりK18がスタンダードとなりました
① 純度
K24=純度100%のピュアなゴールド
K18=純度75%の金
K10=純度42%の金
金の純度は一般的に24分率で表されています K18(18金)の場合▶︎素材全体の重量の24分の18が金になります つまり75%が金 金以外の素材は▶︎銀・銅・パラジウムなどを混ぜています
② 比重
K24=比重:19.13~19.51
K18=比重:14.84~16.12
K10=比重:11.42〜13.09
シルバー925=比重:10.35
金の純度が高くなると重い シルバーの指輪とK24純金の指輪をくらべて持ってみるとズシっとした重さなので分かりやすいですね 原子の重さの相対比率を表す原子量は金が197・銀が108・銅64となります 金はおよそ銀の2倍 銅の3倍重いということですね
③ 強度
K24=やわらかい
K18=実用的な硬さ
K10=かなり硬い
シルバー925=やわらかい
K24純金は非常に柔らかいので細かなキズが付きやすいというデメリットがあります 経年優化・エイジングを楽しめる方や保存向きですね
④ 色味の変化
K24=変色しない
K18=変色する
K10=変色する
シルバー=変色する
純金は変色しないため▶︎美しさを損なうことがありませんね 古代から財宝・工芸品・宝飾品・建築物などに純金がつかわれてきた理由ですね 上記【変色する】と記載した素材でも▶︎日々の手洗いをすることで変色させずに快適に過ごすことは可能です 変色してしまった時は▶︎ペースト状にした重曹でもみもみすると新品のようになりますのでご安心くださいね
今回はK24純金の特徴をお伝えしました
良きところもデメリットもありましたね
まるで熟したマンゴーのように芳醇な黄色味が特徴
柔らかくてねっとりとした質量感
⬆︎これは個人的な感想です